牛丼チェーン店「松屋」などを運営する株式会社松屋ホールディングスは、毎年3月末日に株式を100株以上保有かつ1年以上継続して保有する株主に「株主様お食事優待券」を贈呈しています。
「すき家」などを展開する株式会社ゼンショーホールディングス、「吉野家」などで知られる株式会社吉野家ホールディングスも、株主優待で保有株式数に応じて自社の店舗で食事ができる優待券を贈呈しています。
今回は、牛丼チェーン店を運営する企業の株主優待3銘柄を紹介していきます。
牛丼チェーン店の株主優待3選
株式会社松屋フーズホールディングス(松屋)
株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)
株式会社吉野家ホールディングス(吉野家)
1.株式会社松屋フーズホールディングス(松屋)
株式会社松屋フーズホールディングスは、牛丼チェーン店「松屋」を始め、「松のや」「すし松」「マイカリー食堂」などを始めとした飲食事業を運営する株式会社松屋フーズホールディングスなどを傘下に持つ企業です。
2024年3月末時点で、1,265店舗(FC:5店舗、海外:15店舗含む)を運営しています。
松屋フーズホールディングスの株主優待は、毎年3月末日に同社の株式を100株以上保有かつ1年以上継続して保有する株主に対して「株主様お食事優待券」が贈呈されます。
出典:株式会社松屋フーズホールディングス「株主優待制度の拡充に関するお知らせ」
優待券は、全国の松屋、松のや、マイカリー食堂、すし松、松軒中華食堂、ステーキ屋松などで利用可能です。
ただし、メニューによっては利用できないものがありますので気になる方はあらかじめ確認しておきましょう。
また、9月末日までに未開封の優待券10枚(1年以上継続保有の株主様)もしくは12枚(3年以上継続保有の株主様)を返送すると「自社製品詰め合わせセット」に引き換えが可能です。
なお、2023年3月期の事業年度の年間の配当金は1株当たり24円です。
直近5年間の株価の推移もチェックしておきましょう。
2.株式会社ゼンショーホールディングス(すき家)
株式会社ゼンショーホールディングスは、「すき家」「はま寿司」「なか卯」「ココス」などのフードサービスチェーンの経営、販売システム・食材加工システムの開発を手がける企業です。
2024年3月末時点で、グループ店舗数は15,109店に上ります。
同社では、3月末日および9月末日の株主名簿に記載された株主を対象に、年2回株主優待を贈呈しています。
※年2回
利用できる店舗は、牛丼チェーン「すき家」を始め「なか卯」「ココス」「ジョリーパスタ」「はま寿司」などがあります。
2024年3月期の1株当たり配当額は、50円となっています。
3.株式会社吉野家ホールディングス(吉野家)
株式会社吉野家ホールディングスは、子会社に牛丼チェーン店「吉野家」うどん屋「はなまるうどん」などがある純粋持株会社です。
吉野家ホールディングスの株主優待は、2月末日・8月末日の株主名簿に記載された株主を対象に、年2回500円のサービス券を保有株式数に応じて贈呈します。
※年2回
2024年2月の年間配当金は18円です。
※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
株主優待は、企業からの贈呈品であり株式投資の利益としては「インカムゲイン(株式を保有することによって得られる利益)の一部」と言えます。
株式投資をする際には、インカムゲインだけではなく将来的に株価の推移はどうなるのか、業績や業種・財務の状況などをIR情報などから判断することをおすすめします。
「株主優待ありき」の投資は推奨できませんが、株主優待をきっかけとして企業への投資を考える方は多いのではないでしょうか。
この記事が投資のヒントになれば幸いです。