皆さんはゴルフをされたことがありますか?著者は日曜の夕方にテレビで観戦する専門なのですが、今回はゴルフ愛好家の方ならご存知の「ゴルフダイジェスト・オンライン」を紹介したいと思います。
また、楽天モバイルはまだ苦戦を強いられていますが、2024年以降黒字化が見込まれる「楽天グループ」についても紹介していこうと思います。楽天ユーザーなら使い勝手がいい楽天キャッシュが付与される株主優待ですので、ご参考ください。
楽天グループの株主優待
楽天グループ株式会社は、1997年に設立された日本のインターネット関連サービス企業です。初めはエム・ディー・エムという会社名で、わずか6人のチームでインターネットを活用したショッピングモール事業をスタートしました。
現在では、楽天市場のECサイトを中心に、楽天モバイル、クレジットカード、銀行、証券、電子マネー、スマホアプリ決済など70以上のサービスを提供しています。
楽天グループの特徴は共通のIDを使用して複数のサービスを利用できる「楽天エコシステム(経済圏)」を構築していることにあります。また主な収益源は、店舗の出店料やシステム料、広告料などで、データやAIを活用した経営基盤を持っている点が挙げられます。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2023年11月現在、権利確定月は12月の年1回行われます。保有数と保有期間に応じて、楽天キャッシュが付与される内容となっています。
この楽天キャッシュは「楽天市場」「楽天トラベル」「ラクマ」といった主要サービスで利用でき、更に楽天ペイアプリの加盟店での支払いにも利用できる電子マネーとなっています。
例えば100株を5年未満保有している場合、500円相当分のキャッシュが付与され、5年以上の保有ですと1000円相当分と増額されます。
それぞれ保有数と保有期間の区分で変わってきますので、詳しくは以下のイラストをご覧ください。
楽天グループの株主優待はいつ届く?
12月末の決算後、翌年の3月上旬に株主総会招集通知と一緒に届く予定となっています。ただし、株主優待を使用するには楽天会員の無料登録が事前に必要ですので、ご注意ください。
楽天グループ(4755)
2023年11月現在の株価は約550円になっています。9月に600円台まで上がっていましたが、年間を通して概ね現在は平均的な株価になっています。
前期は年間で4.5円の配当がついていましたが、残念ながら今期の配当は無配の予定となっています。
楽天グループの株価は今後将来性がないのか?
楽天グループの株価が下落してしまった原因は、なんといっても楽天モバイルの赤字によるものです。2600億円を超える営業損失を出しており、特に基地局開設費用やローミング費用などのネットワーク関連費用が大きな足枷と言われています。
2023年1月から9月期の連結決算では、2084億円の純損失を計上し、携帯事業の調整後営業損失は2662億円に上りました。また、今後の基地局整備費用を賄うための社債償還も控えている状況です。
一方で、楽天市場や楽天カードなどのインターネットサービスやフィンテック事業は黒字を記録していますが、これらの利益は楽天モバイルの損失によって相殺されてしまっています。しかしながら、直近の決算報告によれば、少し状況が改善する兆しがいくつか見られているようです。
特に2024年は黒字化の「フェーズ3」と位置付けていますので、今後の将来性を計るうえでも投資家が注目している点と言えるでしょう。
ゴルフダイジェスト・オンラインの株主優待
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインは、ゴルフを中心に展開している日本最大のオンラインゴルフ総合サイトです。ゴルフ場の予約やゴルフ用品のオンライン販売、中古ゴルフクラブの売買、ゴルフレッスン事業、ゴルフ関連コンテンツ広告、ウェブマガジン「BRUDER」の発行、クラブの性能比較やお悩み解消レッスンなど、多岐にわたるサービスを行なっている企業です。
またゴルフダイジェスト・オンラインの強みは、ゴルフ業界における高いネームバリューと、国内8割のゴルフ場が予約可能なほか、幅広い品ぞろえを持つゴルフ用品ECサービス、ユーザーのニーズに応えたコンテンツを提供している点が挙げられます。ゴルフ専業ならではの技術と知識を活かして、業界で群を抜く差別化と品ぞろえの多さで、ワンストップサービスを提供している会社になります。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2023年11月現在、権利確定月は6月と12月の年2回となっています。保有株数に応じてオンラインゴルフショップ(GDO)で使用できる割引券が贈呈されます。
更にGDOを通したゴルフの予約で使用できる、ゴルフ場予約割引券も贈呈されます。
例えば100株以上保有の場合は、1000円相当(年間2000円相当)のショップ割引券と、1000円相当(年間2000円相当)のゴルフ場予約割引券の特典が受けられます。保有数に応じて内容も変わってくるため、詳しくは以下のイラストをご参照ください。
ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)の 株主優待は改悪された!?
2019年以前はゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)の株主優待における100株保有時の年間贈呈金額は8,000円相当でしたが、それ以降は半減された形になっています。保有数の区分でも優待特典が半分に減額されていることから改悪となった経緯があります。
ゴルフダイジェスト・オンラインの株主優待はいつ届く?
確定月が6月末の場合は9月上旬の発送、12月末の場合は2月下旬の発送が予定されています。ゴルフ場予約割引券は全国1500コースの提携ゴルフ場の内、一部で利用可能ですのでご注意ください。
ゴルフダイジェスト・オンライン(3319)
KIYOラーニングの2023年11月現在の株価は約690円になっています。今年の2月頃から急落し、年間を通して落ち込んでいます。
これは年間を通して業績が悪化していることが一因で、直近の決算発表によると、2023年12月期の第3四半期累計(1月から9月)の連結経常利益は、前年同期と比較して73.9%減の2.6億円に大幅に下がっています。また、会社は年間の経常利益予想を12.2億円の黒字から5.4億円の黒字に下方修正しています。
配当金がもらえる基準月は6月と12月の年2回です。2022年の前期6月の中間配当は4円、期末は5.5円となり年間9.5円の実績でした。そして今期6月の中間配当も同額の4円の実績となり、期末も5.5円で年間で9.5円の配当見込みとなっています。直近3期は配当維持する形になります。
今回は楽天ユーザーなら使い勝手のいい「楽天グループ」と、ゴルフ愛好家ならお馴染みの「ゴルフダイジェスト・オンライン」の株主優待について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
まとめ
「楽天グループ」は楽天モバイルの先行投資が足枷になっていますが、少しずつ明るい兆しが見えつつあるようです。「ゴルフダイジェスト・オンライン」は業績予想を下方修正していますが、最低投資額が低く手を出しやすい株価になっています。また優待利回りでは6%超える内容ですので、特にゴルフ愛好家の方は一度検討してみてはいかがでしょうか?