株式会社セブン&アイ・ホールディングスは保有株式数と継続保有期間に応じて、セブン&アイ共通商品券を株主優待として贈呈しています。
ミニストップ株式会社の株主優待は、100株以上でソフトクリーム無料券5枚が贈呈されます。
今回は、コンビニエンスストアを運営する企業の株主優待銘柄3選を紹介していきます。
コンビニを運営する企業の株主優待銘柄3選
セブン&アイ・ホールディングス(セブンイレブン)
ミニストップ株式会社(ミニストップ)
山崎製パン株式会社(デイリーヤマザキ)
1.セブン&アイ・ホールディングス(セブンイレブン)
株式会社セブン&アイ・ホールディングスはコンビニエンスストア「セブンイレブン」、スーパー「イトーヨーカドー」、専門店、フードサービスなどの企業グループの企画・管理・運営を行う純粋持株会社です。
出典:株式会社セブン&アイ・ホールディングス「セブン&アイ・ホールディングスの株主になりませんか」
配当実績は、2024年度で年間1株あたり37.6円となっています。
セブン&アイ・ホールディングスは、2025年2月にカナダの企業から買収提案を受けているというニュースがあり、創業家側が株式を買収し会社の非上場化を目指していました。しかし、資金調達のめどが立たず計画を断念し2025年3月25日には買収を提案するカナダのアリマンタシォン・クシュタール(ACT)に対して「敵対的買収をしない旨の条項が盛り込まれるならば秘密保持契約(NDA)を結んだ上での買収協議を進める用意がある」という考えを示しているという報道がありました。
同社の5年間の株価の推移は以下の通りです。
2.ミニストップ株式会社(ミニストップ)
ミニストップ株式会社は、国内店舗数1,846店のコンビニエンスストア「ミニストップ」を展開する企業です。
ミニストップは、毎年2月末日および8月末日に株主名簿に記載された100株以上を保有する株主に対して株主優待を実施しています。
優待内容は、国内のミニストップ全店で使用できるソフトクリーム無料券、コーヒーSサイズ無料券の贈呈です。
また、2月末日の権利確定日に200株以上を保有する株主にはイオンラウンジ会員証が進呈されます。イオンモールなどにある会員専用空間の「イオンラウンジ」利用可能です。
3.山崎製パン株式会社(デイリーヤマザキ)
山崎製パン株式会社は、パンやお菓子の製造・販売などとともにベーカリー経営やコンビニエンスストア「デイリーヤマザキ」の運営に携わっています。
株主優待は、毎年12月末日に1,000株以上を保有する株主が対象です。
山崎製パンのホームページによると、2024年12月期の優待品は、カステラ(5枚スライス)、フルーツケーキ(5個入)、ショコラケーキ(5個入)、山崎謹製水ようかん(小豆2個・小倉1個・栗1個)の和・洋菓子セットでした。
ただし、優待品の内容は毎年変更になる可能性があります。
直近5年間の株価の推移もチェックしておきましょう。
ローソン、ファミリーマート、セコマは株主優待が無い
ローソンは株主優待を行っていませんが、KDDI株式会社の株主優待の中には「ローソン/成城石井商品詰合せセット」があります。
ファミリーマートは配当に力を入れており、優待制度はありません。
北海道を主な拠点とするコンビニエンスストア「セコマ」の運営会社株式会社セコマも、株主優待はありません。
※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
コンビニエンスストアを運営する企業の株主優待銘柄を紹介してきました。
100株以上購入すると、セブン&アイ・ホールディングスは共通商品券が贈呈され、ミニストップはソフトクリームが無料となります。
しかし、株主優待を目的とする投資はおすすめできません。株式投資は、利益を出すことを目的にチャート分析、ファンダメンタルズ分析などを行った上で取引をすることをおすすめします。
ただし「優待の内容がきっかけで興味を持ち、企業の業績や財務分析を行い投資する」という方は多いでしょう。
この記事が投資のヒントになれば幸いです。