コーヒーが飲みたいときだけでなく、待ち合わせやちょっとした休憩、軽食を取る時などでも利用しやすいコーヒーショップや喫茶店は、頻繁に訪れるという人もいるのではないでしょうか。今回はドトールコーヒーショップとコメダ珈琲店で使える株主優待について詳しくご紹介します。
ドトールコーヒーショップの株主優待
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2022年現在、毎年2月の権利確定日に保有数に応じた株主優待券が贈呈されます。ドトールコーヒーショップ以外にも、カフェ店舗の「エクセルシオール」や「レクセル」、「ル・カフェドトール」でも利用可能です。
ドトールバリューカードと合算ができる!
株主優待券はプリペイドカードのように利用できますが、この残高をドトールバリューカードに合算することができます。ネット上で手続き可能で、全額もしくは10円単位であれば残高の一部だけを移行することも可能です。
すでにドトールバリューカードを持っている人にとっては、2枚のカードを持ち歩く必要がなくなり便利です。また、優待券の利用期限は約1年間ですが、バリューカードに残高を合算すれば3年間利用期限を延ばすことができます。
ドトールの株価はお得?
株式会社ドトール・日レスホールディングス(3087)の2022年に入ってからの株価は、約1500~1700円の上下を繰り返しています。2018年に1株2500円の高値を記録しましたが、2020年ごろから徐々に株価は下がり傾向です。配当金は、2022年の実績は年間1株当たり26円と、2021年の年間24円より少し回復しました。
例えば、100株購入すると投資金額は約15~17万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に1000円分です。配当金は2600円なので、1年間で約3600円分の利益が出ます。仮に100株を16万円で購入した場合、配当と優待で得られる利回りは2.25%です。ドトールをよく利用するのであれば、株価が下がり気味かつ配当金が回復傾向にある現在が買い時かもしれません。
コメダ珈琲店の株主優待
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2022年現在、権利確定日は8月と2月の年2回です。それぞれ保有数に応じてプリペイドカード「KOMECA」に相当金額がチャージされます。また、3年以上継続して株式を保有すると、2月の権利確定日に1回、長期保有特典が追加されます。
2枚のKOMECAは合算ができる!
家族複数人が株主の場合などで、複数枚のKOMECAが手元にある場合、それらの残高や貯まったポイントを1枚のカードに合算することが可能です。カード裏面に記載された番号があれば、ネット上で簡単に手続きできます。
株主優待利用時の注意点
初めて株主優待券がもらえる時にKOMECAカードが届き、その後はカードに株主優待の相当額が自動的にチャージされます。チャージされた金額は、1年間利用可能ですが、利用されないと自動的に消滅するので注意してください。
また、KOMECAカードを紛失した場合は、再発行手数料として税込み500円が必要です。特に2枚のKOMECAカードを1枚に合算した場合、普段は利用していない方のカードを紛失しないよう、保管方法には十分注意してください。
コメダ珈琲店の株価
株式会社コメダホールディングス(3543)の株価は、2021年頃から右肩上がりを続けており、2022年現在は1株当たり約2200~2300円です。配当金は、2022年の実績は年間1株当たり51円でした。
例えば、100株購入すると投資金額は約22~23万円ほどで、もらえる株主優待券は1年間に2000円分です。配当金は5100円なので、1年間で約7100円分の利益が出ます。仮に100株を22万円で購入した場合、配当と優待で得られる利回りは約3.23%と高利回りなおすすめ銘柄です。
長期保有特典はお得?
長期保有特典がもらえる条件は、3年以上継続して株式を保有していることと、4年目以降300株以上保有していることの2点です。つまり、3年間は100株保有し、4年目から300株保有しても、長期保有特典が受けられます。
300株購入すると合計投資金額は約66~69万円ほどで、4年目以降にもらえる株主優待券は1年間に3000円、配当金は15300円です。投資金額が66万円だった場合の4年目以降の利回りは約2.77%です。
100株保有時と比較し利回りが若干下がっているように見えますが、実際には投資金額66万円のうち22万円は初年度に支払っており、4年目に投資した金額は、追加で購入した200株分の約44万円です。追加投資した金額と利益だけをみると、4年目の利回りは4.15%とかなりの高利回りになっています。
まとめ
ドトールの株主優待は、グループ店舗でも利用可能な点やバリューカードに合算することで利用期限を延ばすことができる点が、お得に利用できるおすすめポイントです。それに対してコメダ珈琲の株主優待はドトールと比較すると、利回りが高く、長期保有特典もあります。どちらもコーヒーショップを利用する人にはおすすめな銘柄なので、ぜひチェックしてみてください。