私たちの生活に欠かすことのできないスマートフォン。もしかしたらこの記事もスマートフォンで読んでいただいているかもしれません。そしてスマホだけではなく、それに関するグッズも必需品になっているはずです。今回は必ず使用するスマホグッズと、使い勝手のいいクオカードの株主優待がついた銘柄を紹介していこうと思います。
Hameeの株主優待券
Hamee株式会社は、「iFaceシリーズ」を中心にスマートフォンアクセサリーの企画開発・製造を手がけている企業です。「happy mobile」をキーワードにスマホアクセサリーの企画・販売も行っています。オムニチャネル的なビジネスモデルも同社の強みであり、リアルとオンラインのトレンドを組み合わせた商品展開を行っていることが強みになっています。
自社のECサイトやショッピングモールを通じて販売を行っており、特に雑貨や家電の量販店への卸販売に力を入れています。また、Hameeは「ネクストエンジン」という複数のECを一元管理できるシステムの開発と提供も行っています。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2023年9月現在、権利確定月は4月と10月の年2回行われます。株主名簿に記録された100株以上保有する 株主に対して、「Hamee本店」で利用可能なクーポン1,500円相当が贈呈されます。年に2回なので、年間では3000円相当となります。
「Hamee本店」は実店舗ではなく、オンラインのECサイトの名称になりますので、店舗に赴く必要はなく、オンラインで使用できる形になります。またネクストエンジン利用料金1500円分にも変更できますので、詳しくは以下のイラストをご覧ください。
Hamee(3134)
2023年9月現在の株価は約950円になっています。 過去3年間では、2020年の後半につけた2500円台をピークに徐々に低迷し600円台まで落ち込んでいました。今年に入り1000円台まで回復する場面もありますが、現在は900円台を推移している状況です。配当は4月の期末時に年1回実施されます。2022年から配当金は同じ金額を維持しており、100株あたり22.5円となっています。今期も同額の22.5円の見込みとなっています。
例えば、100株購入すると投資金額は約9.5万円が必要になります。配当金は年間2250円の見込みになり、配当のみの利回りは約2.4%となります。100株以上保有で年間3000円相当の株主優待特典と合わせると、総利回りでは約5.5%となりとても魅力的な数字になっています。
ケア21の株主優待券
株式会社ケア21は、関西地区に本拠を置く福祉関連サービス全般を取り扱っている企業です。特に介護付き有料老人ホームといった介護サービスを中心に幅広い事業を展開し508以上の事業所を有しており、その数は関西地域で最も多い会社になっています。
また、その中には、「障害者サービス」「認可保育園」「施設内ダイニング事業」なども含まれており、事業範囲は福祉、医療、教育、文化の4つの分野に渡っています。近年では、障害者支援と保育事業の拡大にも力を入れ、「最高のサービス提供」と「利用者中心の心温かいサービス」を経営理念として掲げており、関西の福祉分野のパイオニア的な企業になります。
2023年9月現在、株主優待の内容は変更される可能性もありますが、権利確定月は10月の年1回になっています。100株以上を保有している株主に対して、1,000円分のクオカードがもらえます。保有している株式数や保有年数に関わらず、一律になっています。贈呈される時期は毎年1月下旬の発送となっています。
ケア21が「隠れ優待」と言われる理由
隠れ優待とは、公式に発表していない株主向けの優待制度になります。例えば、株主へアンケートを行い、回答者のみ特典を送るといった制度になります。ケア21では株主向けに、同社が運営する介護付有料老人ホームへの入居者を紹介してもらうためのキャンペーンを行っているようです。
紹介してくれた株主へは20万円相当の記念品や、入居者が支払う月額を一部免除してくれるような特典が付いています。これが理由で「隠れ優待」と言われているかと思います。ご家族やお知り合いの中で、入居を検討をしている方にとっては嬉しい内容になるかもしれませんね。
ケア21(2373)
ケア21の2023年9月現在の株価は約730円になっています。業績予想の悪化を発表した今年の5月は一時的に600円台前半まで急落しましたが、その後は回復しています。現在の株価は10月の決算に向かって若干高値圏に位置している状況です。
配当金がもらえる基準月は4月と10月の年2回です。2022年の前期4月の中間配当は7円、期末は10円となり年間17円でした。今期4月の中間配当も7円の実績となり、年間で17円の配当維持予想となります。売上高は増収になる見込みですが、通期では減益の見込みとなっています。
例えば、100株購入すると投資金額は約7.3万円が必要で、配当金は年間1700円となる見込みです。利回りは約2.3%になります。1000円のクオカードの株主優待と合わせると総利回りでは約3.7%となります。
まとめ
今回は現代人になくてはならないスマートフォンに関する銘柄と、使い勝手がいいクオカードの特典が付いた銘柄を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?スマートフォンを持つ限り、ケースやストラップ、充電コードなどの付属品は必ず購入するものなので、「Hamee」の株主優待は利用価値が高い印象です。
一方「ケア21」は、コンビニなどでも使えるクオカードなので、利便性は高いですが、100株以上であれば保有数に関わらずもらえる額は一律のため大口投資には向かないかもしれません。ただ株主向けの入居サービス紹介の制度を利用すれば20万円相当の特典を受けるので、近くに対象の方がおられる場合は検討してみてはいかがでしょうか?