個人投資家の中には「株主優待で銭湯に入りたい!」「資産運用をしながら、優待で温泉も楽しみたい」という方もいらっしゃるでしょう。
2024年4月1日現在、国内に39店舗を展開するスーパー銭湯「極楽湯」の運営企業株式会社極楽湯ホールディングス、温浴施設「まねきの湯」を運営するコシダカホールディングスは、株主優待でスーパー銭湯に無料もしくは割引で利用可能です。
今回は、株主優待でスーパー銭湯・温泉・スパに入れる企業4社を紹介していきます。
株主優待で、スーパー銭湯・温泉・スパに入れる4社を紹介
極楽湯:株式会社極楽湯ホールディングス
まめじま湯ったり苑:株式会社タカチホ
江の島アイランドスパ:飯田グループホールディングス
まねきの湯:コシダカホールディングス
株式会社極楽湯ホールディングスは、スーパー銭湯・極楽湯を運営する企業です。
極楽湯は2024年4月1日現在、国内39店舗、海外14店舗、合計53店舗があります。
同社の株主優待制度は、毎年9月末現在の株主名簿に記録された株主に対して極楽湯グループ各店舗で利用できる「無料入浴券」を下記の基準に従い発行します。
※証券会社で貸株サービスなどを利用の場合は、3月末及び9月末の株主名簿へ記録されないことがありますので、証券会社へ十分ご確認ください。
出典:株式会社極楽湯ホールディングスホームページ
極楽湯と祥楽の湯は無料入浴券1枚で利用可能、RAKU SPAは店舗によって利用枚数が異なります。極楽湯では一部の店舗で利用できませんので、気になる方はホームページで確認してみましょう。
過去5年間の、同社の株価推移は以下の通りです。
2024年3月期第3四半期報告書によると、昨年の同四半期に比べ売上高は上昇し経常利益は回復しました。EPSは△4.58円から2.94円に、自己資本弘比率は△1.1%から19%に上昇しています。
ただし、中国で施設維持管理コストや人件費、エネルギーコストなどの負担が増加し、前年同期より改善しましたがセグメント損失という状況です。
株式会社タカチホは観光みやげ品の製造・卸売業、小売店舗運営、飲食店舗運営、不動産賃貸業、公衆浴場の運営などのサービス業を展開する企業です。
温浴施設は、長野県で天然温泉「まめじま湯ったり苑」を運営しています。
同社の株主優待は、「まめじま湯ったり苑」の無料入浴券や自社オリジナル商品の贈呈ですが、詳細は明らかにされていません。
2022年10月の新型コロナウイルス感染症に関する水際対策緩和以降、株価は上昇傾向にあります。
飯田グループホールディングス株式会社は、戸建分譲事業・マンション分譲事業など不動産を主な事業としていますが、グループ会社では「江の島アイランドスパ」「江の島ホテル」などレジャー施設も運営しています。
株主優待では、保有株式数によって江の島アイランドスパなどのレジャー施設の優待券・クーポン券などが贈呈されます。
出典:飯田グループホールディングス株式会社ホームページ
施設共通クーポン券の対象施設には、江の島アイランドスパの他に江の島ホテル、宮古島来間リゾートシーウッドホテル、日本料理吉祥などがあります。
株式を100 株以上保有し、毎年3月31日現在の株主名簿に記載された株主が対象です。
株式会社コシダカホールディングスは、「カラオケ まねきねこ」や、温浴施設「まねきの湯」などを運営する企業です。
「カラオケ まねきねこ」は、全国に630店舗以上を展開していますので「行ったことがある」という方は多いのではないでしょうか。
コシダカホールディングスの株主優待では、保有株式数と保有年数に応じて優待券がもらえます。
出典:株式会社コシダカホールディングスホームページ
株主優待券は、同社の運営する日本全国のカラオケまねきねこ、ひとりカラオケ専門店ワンカラ、温浴施設まねきの湯で利用できます。
毎年8月末日現在の株主名簿に記載または記録された100株以上の株式を保有する株主が対象です。
※上記は「関連銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
まとめ
上記4社では、株主優待でスーパー銭湯・温泉・スパを利用することができます。
広いお風呂が好きな方にとっては大きなメリットですが、株式を購入する際には業界や企業を調査・分析した上で検討していきましょう。