毎日の食事の準備において、食材の高騰で日々悩んでいるのは著者だけではないはずです。そんな中で特にお世話になっているのは業務スーパーでの食材購入です。今回は主婦の味方の「業務スーパー(神戸物産)」を紹介していこうと思います。また、たまにはお惣菜屋で贅沢したいもの。そんな時に利用できる「RF1(ロック・フィールド)」も紹介していきます。
RF1(ロック・フィールド)の株主優待券
株式会社ロック・フィールドは兵庫県神戸市に拠点を置き、1972年に設立された惣菜製造・販売会社です。中食業界のリーダー的存在であり、高級レストランの味を気軽に楽しめる商品を提供しています。
経営の強みとして、「生販一体」のビジネスモデルを採用しており、原材料の調達から製造、物流、販売まで一貫したプロセスと徹底した温度管理を行っており、特に、1977年に立ち上げた「ガストロノミ」ブランドは、デパ地下グルメ文化の先駆けとなり、大成功を収めました。「RF1」の店舗を中心に、「神戸コロッケ」など様々な業種を展開しています。
株主優待の内容は変更される可能性もありますが、2023年9月現在、権利確定月は4月と10月の年2回あります。ただし4月の権利確定月は、株主名簿に記録された200株以上保有する必要があり、100株保有の場合は、10月のみとなります。特典の内容は100株以上保有ですと、10月は1000円相当のそうざい券が贈呈されます。
200株以上でも一律で同じですが、4月に更に1000円相当のそうざい券を受け取ることができます。また200株の保有期間が5年以上になると2000円相当に増額されます。保有期間と株式数によって、貰えるそうざい券の額が変わってきますので、詳しくは以下のイラストをご覧ください。
RF1(ロック・フィールド)の株主優待はいつ届く?
権利月が10月の場合、贈呈時期は1月下旬になっています。また4月の決算時は、7月下旬に株主優待が到着する予定となっています。
ロック・フィールド(2910)
2023年9月現在の株価は約1660円になっています。 この2年ほどは比較的安定した株価になっており、高値圏で1700円台、安値圏でも1400円台で推移しています。配当金がもらえる基準月は4月と10月の年2回です。
2022年の前期10月の中間配当は9円、期末は13円、年間で22円となっていました。それに対して、今期10月の中間配当では9円と同じ金額ですが、年間で23円と増配が予想されています。今期は増収と増益が見込まれており、四半期決算でも比較的順調な実績を積んでいる印象です。
例えば、100株購入すると投資金額は約16.6万円ほどで、配当金は年間2300円の見込みになりますので、利回りは約1.4%です。100株保有の場合は1000円相当の株主優待と合わせると、総利回りでは約2.0%となっています。200株を5年以上保有した場合の総利回りは約2.3%となります。
業務スーパー(神戸物産)の株主優待券
株式会社神戸物産は、「業務スーパー」のフランチャイズ本部として機能し、全国に1000店舗以上を展開している企業です。1981年に兵庫県で「フレッシュ石守」という食品スーパーを開業し、2000年には「業務スーパー」1号店を立ち上げました。
オリジナル商品の製造と独自の流通システムを通じた商品販売を組み合わせた「食の製販一体体制」を確立しており、食品関連企業としての知名度は全国区になっています。また、国内に25の食品加工工場を所有しており、独自の品質と価格設定でユニークな商品を提供しています。
350以上の協力工場を世界中に持ち、世界各国から日本人に好まれそうな様々な商品を提供しています。スーパーの業態以外にもビュッフェレストランや焼肉店、惣菜店なども運営しており、フランチャイズとしての経営ノウハウの提供と援助も行っています。
2023年9月現在、株主優待の内容は変更される可能性もありますが、権利確定月は10月の年1回になり、1,000円分のJCBギフトカードが保有している株式数と保有年数に応じてもらえます。100株を3年未満保有した場合では、1000円分が贈呈され、3年以上保有の場合ですと、3000円分に増額されます。詳しくは以下のイラストをご参考ください。
業務スーパー(神戸物産)の株主優待はいつ届く?
株主優待は毎年1月末頃の発送が予定されています。またJCBカードではなく、商品の詰め合わせを希望された場合は交換してもらえるのも嬉しいポイントです。1月末以降に到着するJCBギフトカードに説明書が同封されていますので、そちらをご覧ください。また食品がメインの詰め合わせですので、賞味期限にはご注意ください。
神戸物産(3038)
神戸物産の2023年9月現在の株価は約3600円になっています。過去数年間の株価を見ると、 世界的な感染症流行の時期の2020前後でも比較的堅調な株価になっており、3000円台後半で推移しています。今年に入っても3500円から4000円の値幅の中に収まっている印象です。
中間配当は行わず10月の年一回になっています。今期の年間配当金は22円の予想となっており、この数字は前期の年間配当22円と同じで配当維持となります。100株購入すると約36万円の投資金額で配当金は2200円となり、配当利回りは約0.6%です。100株を3年未満保有した場合では、1000円のJCBギフトカードと合わせて、総利回りは約0.9%となります。3年以上保有した場合ですと、総利回り約1.4%となります。
まとめ
今回は食品関連の2銘柄を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?「RF1」と「業務スーパー」は、比較的皆さんもよくご存知の店舗で利用されるケースもあるかもしれません。
「RF1」はその店舗でしか使えないおそうざい券ですが、「業務スーパー」はJCBカードで使い勝手が良いかもしれません。その分、利回りはあまり期待できませんが、比較的堅調な株価も投資判断のポイントですので、検討してみてはいかがでしょうか?