1株所有でもらえる上新電機の株主優待を徹底解説!使いにくいという噂にも回答します
関西地区を中心に家電量販店を展開する上新電機の株主優待は、1株購入するだけでもらえる優良銘柄です。「優待目的で100株購入するのに勇気がいる」という方にも、比較的手が出しやすいのではないでしょうか。
そんな上新電機について、株主優待や直近の株価に関する情報について解説します。
上新電機の株主優待の内容
上新電機の株主優待の内容は「Joshin」のほかにも、グループ店舗で使える買い物券がもらえます。保有株数に応じて、贈呈される優待券の枚数は以下のとおりです。
グループ店舗のほかにも、JoshinのWebショップでも利用可能です。さらに、2年以上株式を継続保有していると、株数に応じて以下の優待券をプラスしてもらえます。
・500株:6,000円相当
・2500株:12,000円相当
・5000株:18,000円相当
通常は1単元(100株)所有しないと優待がもらえない企業がほとんどですが、上新電機は1株から優待券を受け取れるので大変お得です。「優待目的で100株購入は怖いな」と思う方にも、1株から優待券を受け取れる上新電機は手を出しやすいのではないでしょうか。
上新電機(ジョーシン)の株主優待が使いにくいと言われる理由
上新電機の株主優待はJoshinの店舗やWebショップで利用できますが、一部では制限があるので使いにくいという声もあります。ここでは、上新電機の株主優待が使いにくいと言われる理由について解説します。
2000円ごとに1枚しか利用できない
1株だけでも5000円分の優待券がもらえますが、2000円ごとに1枚しか使えないため、購入する際にはある程度まとめ買いしなければいけません。優待券だけで買い物を済ませることはできず、9月にもらえる5000円分の優待券を使い切るだけでも、5万円分を買う必要があります。
優待券はおまけ程度と考えて、上新電機の将来性を加味して保有するのがベストな選択だと考えます。
Webショップで利用するときは簡易書留で送らないといけない
上新電機のグループ店舗だけでなく、JoshinのWebサイトでも利用できるのは便利ですが、使用するときは簡易書留で優待券を送らなければいけません。
本来ネットで簡単に注文できるのが利点なのですが、書類を準備する手間がかかるため面倒に感じられます。
上信電機(8173)の基本情報
上新電機は、大阪市浪速区に本社を置く家電量販店を展開する企業です。1948年にラジオパーツ販売の上新電気商会として創業し、1950年に上新電機産業を設立しました。その後関西圏を中心として、家電量販店の直営やフランチャイズ店を展開。
主力である「Joshin」を始めとして、情報機器の専門店「J&P」や「キッズランド」などを展開しています。また、公式家電通販サイト「Joshin webショップ」の販売にも力を入れており、長期保証制度などアフターサービスも手厚いのが特徴です。
阪神タイガースのスポンサーとしても有名であり「唯一の関西資本」を謳い文句に、ビックカメラやヤマダホールディングスと競っています。
株価推移
上新電機の直近5年間における株価推移と業績は、以下のとおりです。
参照:Traging View
2021年3月期には過去最高の営業利益を達成した結果、株価は3,500円台を記録しました。その後の業績は毎年安定した売り上げを付けており、株価も安定的に推移。2025年3月期予定では、売上高4,100億円・営業利益9,000を計画しています。
目立った悪材料となるニュースもないので、このまま計画を達成できるか注目してみてはいかがでしょうか。
配当金
直近5年間における一株あたりの配当金推移は、以下のとおりです。
・2020年:50円
・2021年:75円
・2022年:75円
・2023年:75円
・2024年:90円
1株あたりの利回りは3%を超える高配当銘柄です。一度も減額することなく増配を続けてきていますので、配当狙いで長期保有しても旨みが大きいでしょう。
まとめ
上新電機は1株所有するだけで5000円分の優待券がもらえますが、2000円ごとに1枚しか使用できません。優待目的で購入する場合は、普段から「Joshin」を利用していると効果的に活用できます。
ここ数年の配当利回りは3%超えの高配当銘柄です。上新電機の将来性に期待して、長期保有を検討してみてはいかがでしょうか。