暗号資産ウォッチャー これに注目!

第146回「ビットコイン、対ドルで最高値更新!!米格下げも大きな影響なし そしてテキサス州が準備金に前進」

BTC、対ドルで最高値更新 対円はまだ…

 

代表的な暗号資産のビットコイン(BTC)は2025年5月21日24時(22日0時)時点で、対円では1567万円前後と前週(7日前)比で約3.5%高い水準で取引されています。BTCドルが久しぶりとなる10万9000ドル台に乗せに成功しました。


BTCドルは1月下旬につけた10万9300ドル台を上抜け、10万9800ドル台まで史上最高値を更新。前回の高値記録の時期は、暗号資産支持を声高に叫んでいたトランプ氏が正式に米大統領に就任した頃でした。


BTC円も1578万円台まで上昇し、今年2月以来の高値を更新しましています。もっとも為替で円高が進んだ影響で、1月に記録した最高値1707万円にはまだ距離があります。


※Trading Viewより


米国の格下げ、BTCはどっち?


先週末に市場をざわつかせたのは、米格付け会社ムーディーズ・インべスターズ・サービスが米国の長期債格付けを最上位「Aaa」から1段階引き下げ「Aa1」としたことでしょう。格下げ理由は、米国の債務膨張の持続性に対する懸念からでした。

※債務膨張=債券発行の増加、国債の供給が過多となる可能性


世界最大の経済大国である米国の政府が裏付けする国債は、投資家にとって安全資産として位置付けられています。最上位から1段階の引き下げは、他の大手格付け会社(S&Pやフィッチ)に足並みを揃えたことになりますが、トランプ政権誕生後に高まり続ける不確実性を一層高めてしまいました。


ムーディーズの発表は16日、米株式市場が週引けした後であり、そのため市場の反応は翌週に持ち越されました。


週明け19日のオセアニア市場では、やはりドル売りが先行。また、安全資産とされる金(GOLD)も買いが強まりました。


ビットコイン(BTC)は土日も取引できたものの、他の金融商品「為替や金先物」のオープン待ちでした。まずは、金と同じように買いが先行します。格下げで米債が売られた場合、その資金の向かい先として暗号資産が選ばれるとの思惑があったのでしょう。


しかしながら実際には、BTCドルは10万7000ドル付近を上値に10万2000ドル付近まで売り戻されました。米国債の格付け引き下げを経済の不安要素として捉え、米株先物指数が下落。リスク回避の動きにリスク資産ともされるBTCは引きずられたようです。


※Trading Viewより


ちなみに、日本の位置は


ちなみに、ムーディーズが最高格付け「Aaa」と付加している国は、現在9カ国です。

ドイツ、オランダ、ルクセンブルク、デンマーク、スイス、ノルウェー、スウェーデンの欧州各国と、オーストラリアとシンガポールです。


同社による日本の格付けはA1とされ、エストニアや中国と同じ位置です。韓国Aa2や香港Aa3は日本の上にいます。


他、主要7カ国(G7)では、カナダが米国と同じAaa、英国とフランスはAa3、イタリアがBaa3とされています。


石破首相が「日本の財政はギリシャより良くない」と例に挙げられたギリシャは、ムーディーズの国債格付けではBaa3とギリギリ投資適格級です。

国債格付け一覧(ムーディーズ・S&P・フィッチ) 世界の主要国より



良好なセンチメントで現物ETFも


さて、米国格下げによる「目先の懸念」は、意外と早く薄まりました。現物の米株市場は週明けこそ弱含みで始まりましたが、一巡後は上昇に転じました。週初の19日は結局、ダウ平均が3日続伸、S&P500に至っては6日続伸で終えています。


良好なセンチメントも支えとなり、ビットコイン相場も底堅く推移します。現物ビットコインETFへの資金流入も続き、19日には全体で6.67億ドル(1ドル=144円換算で960億円)の流入超となりました。流入額としては1日以来の大きさです。


CoinMarketCapより


テキサス州、米2番目の経済規模の州が!


ビットコインの対ドルにおける史上最高値更新に一役買ったのがこちらでしょう。

「テキサス州下院、戦略的ビットコイン準備金法案を可決」コインテレグラフ


テキサス州の議会が暗号資産準備金の設立を目指した法案を賛成多数で可決しました!実際には時価総額が5000億ドルを超えた暗号資産のみが投資対象であり、執筆時点では2兆ドル超えのBTCだけが条件をクリアしています。


他だと、BTCに次ぐイーサリアム(ETH)は3000億ドル超、ステーブルコインを除いた3位のリップル(XRP)が1400億ドル超の時価総額です。


ただしまだ、テキサス州の公的資金がBTCに投じられるにはアボット・テキサス州の承認が必要です。もっともトランプ米大統領と同じ共和党のテキサス州知事は、暗号資産に好意的とされています。



※webサイトbitcoinlawより、テキサス州の法案概要と5/20時点の進捗度合い


「Which US states have the largest economies?」USA TODAY

こちらの記事によれば、テキサス州の州内総生産(GDP)は2.7兆ドルと、米50州中ではカリフォルニアに次いで第2位です。


世界の名目GDP 国別ランキング・推移(IMF)こちらによれば、GDP世界第7位のフランスが3.16兆ドル、8位のイタリアは2.37兆ドルです。単純比較ですが、テキサス州はイタリアを上回る経済規模ということになります。


テキサス州の基金がBTCを準備金として組み入れたとしても、まずは様子見程度の額から始まると見られています。しかしながら、BTC相場への印象は決して悪いものではないはずです。




この連載の一覧
第146回「ビットコイン、対ドルで最高値更新!!米格下げも大きな影響なし そしてテキサス州が準備金に前進」
第145回「ビットコイン、米国ではNH州が準備金で先陣切る そして暗号資産企業が初めて!!」
第144回「ビットコイン、不安要因が後退し3カ月ぶりの月間プラス そして準備金でアリゾナに注目集まる」
第143回「ビットコイン、資金が戻り始める 現物ETFは大商い・時価総額は8位?!」
第142回「ビットコイン、リスクオン・オフで一進一退 パウエルFRB議長のせいも? ソラナはステーキング付きのETFが…」
第141回「ビットコイン、今回は違う?との考えもつかの間…トランプ関税に振らされる日々」
第140回「ビットコイン、3月としては5年ぶりのマイナス 今後は米保有の金が狙いに?!」
第139回「ビットコイン、センチメント改善し上昇 米大統領のイケてる発言は…」
第138回「ビットコイン、良さ気なニュースは出てきた 制裁回避の手段も暗号資産にとっては…」
第137回「ビットコイン、大統領令もサミットも支えとならず 期待し過ぎに要注意」
第136回「ビットコイン、米大統領選後の上げ幅を大きく吐き出す ここからもトランプ氏次第?!」
第135回「ビットコイン、昨年11月以来の安値 過去最大のハッキングが不安を煽る」
第134回「ビットコイン、伸び悩むもドミナンスはしっかり 暗号資産全体では気になるサインが」
第133回「ビットコイン、悪材料を消化し新たなETFや準備金への期待 米国は先を行く」
第132回「ビットコイン、2月に入ると一時急落 関税が暗号資産でもキーワードに?!」
第131回「ビットコイン、大統領令への期待先行 東欧の国からも準備金の考えが?!」
第130回「ビットコイン、また最高値を更新 TRUMPに振り回される」
第129回「ビットコイン、1月から激しい動き 米司法省への懸念よりもトランプ氏への期待感が強い」
第128回「ビットコイン、とても良い年だった2024年・復習も大事 今年は国家が?!」
第127回「ビットコイン、対円では日銀が支えとなるも FOMCは依然として重しに イーサリアムETFは順調」
第126回「ビットコイン、高値からの下落幅は調整の範囲内 期待一巡からアルトコインは弱い」
第125回「ビットコイン、最高値更新後の急落 しかし嵐が過ぎ去ればまた」
第124回「ビットコイン、新SEC委員長への期待高まる 韓国騒動への反応は一時的」
第123回「ビットコイン、米国では規制緩和への期待高まる 日本でもやっと?」
第122回「ビットコイン、そりゃ上がるわ 現物ETFへの資金流入が急拡大 あのFRB高官の見方に変化も」
第121回「ビットコイン、どうにも止まらない あの企業はやはり買い増し・米国は戦略的な…」
第120回「ビットコイン、最高値更新はトランプ様のおかげ 単なる投資対象としてではなく…」
第119回「ビットコイン、対円では最高値を更新 強気材料が目立つなか…あの国は」
第118回「ビットコイン、クジラが活発化 米大統領選を材料視…」
第117回「ビットコイン、7月以来の高値圏まで上昇 取引所からの残高減少が?」
第116回「ビットコイン、必要なのか? 尋ねてみた…BTC円は先月高値に迫る 」
第115回「ビットコイン、9月は2年連続の上昇 10月は好調なはずなのに・・・」
第114回「ビットコイン、回復基調 利下げはやはり!!副大統領は初めて暗号資産に言及」
第113回「ビットコイン、米利下げの影響は? ところで詐欺に合わないために・・・」
第112回「ビットコイン、伸び悩み ファンドから資金流出 昨年の暗号資産詐欺のトレンドは?」
第111回「ビットコイン、夏バテか? 残暑も厳しく 曲がり屋とされるあの人は」
第110回「ビットコイン、上値トライは失敗 チャットアプリ騒動が影響?」
第109回「暗号資産税制、隣の芝は青く見え過ぎた 1年以上保有すると・・・」
第108回「ビットコイン、米インフレ減速も上昇の勢いは・・・相場って難しい 米投資銀行が現物ETFを所有」
第107回「ビットコイン、夏バテ気味 リスク回避の流れに逆らえず」
第106回「ビットコイン、失速するも月間ではプラス維持 トランプ氏がビットコイン大国を掲げる」
第105回「ビットコイン、分散化が強さ 米大統領選の影響はより不透明に」
第104回「ビットコイン、大幅反発はトランプ氏のおかげ? イーサリアムもついに!」
第103回「BTC、2月以来の安値更新 独政府やMt.Goxなど売り材料目立つ ただし一巡後は持ち直す」
第102回「ビットコイン、半値戻しまで 日本の投資家は暗号資産に興味あり?!」
第101回「ビットコイン、週明けに売り強まる マウントゴックスがついに?!」
第100回「ビットコイン、ダブルトップ形成で下落?! アルトコインの影響も無視できず」
第99回「ビットコイン、対円では最高値更新も・・・ 米イベントで右往左往」
第98回「ビットコイン、ハッキングもなんのその こんどは豪とタイが!」
第97回「ビットコイン、占有率が下がり気味・・・ 現物イーサETFの取引は?!」
第96回「ビットコイン、対円では最高値更新 ETHもついに?!」
第95回「ビットコイン、弱い米指標が助けに?! ウィスコンシン州がお買い上げ」
第94回「ビットコイン、2割下落は買い場? 月間の連勝記録は途絶え5月は鬼門かも」
第93回「ビットコイン、4年に1度のイベント終了 半分になったことが・・・」
第92回「ビットコイン、下落はあの国のせい? リスク耐性はどこいった」
第91回「ビットコイン、対円では高値更新も米国では小休止 香港が追随?! そして半減期」
第90回「ビットコイン、月間の連騰記録を更新 日足チャートで気になる形も」
第89回「ビットコイン、やっぱりETF次第・・・ 手数料高いとやっぱりダメ?!」
第88回「ビットコイン、大幅下落も何のその 相変わらずのジェットコースター相場」
第87回「ビットコイン、巨人がかき集め中 わずか2カ月で追いついたETFも」
第86回「ビットコイン、ついに夢の水準へ 機関投資家はこれから?!」
第85回「強すぎるビットコイン、まだ重要イベントが控える」
第84回「ビットコイン、対円では最高値更新 お隣が前向きな感じ」
第83回「どうにも止まらない、ビットコイン ETFによる保有量はあの企業も上回る」
第82回「ビットコイン、1月は何とかプラス 都合の良い見方にはご注意」
第81回「ビットコイン、トータルでは流入増だった 半値戻しは・・・」
第80回「ビットコイン、高値から2割下落 売り手はヤツが・・そろそろ終わり?!」
第79回「ビットコイン、祝・現物ETF承認!事実で売られるも取引は活況」
第78回「ビットコイン、年初も材料変わらず フェイクニュースもなんのその」
第77回「ビットコイン、4カ月連続のプラスとなるか 辰年への期待も高いまま」
第76回「ビットコイン、飛び跳ねた年 年明けも好材料が待ち受ける?!」
第75回「ビットコイン、荒い動き ただし下落率は意外とそれほどでも?」
第74回「フィーバー中に、ビットコインがフィーバーしていた! それも仕方なし」
第73回「ビットコイン、先物市場は盛り上がり ただし現物ETFへの待ち疲れ感も?」
第72回「ビットコイン、アルゼンチンからバイナンスまで材料多し 上げて下げて結局まだ底堅い」
第71回「ビットコイン、強気に傾き・買われ過ぎ感も高まっていた 後付けではありますが」
第70回「ビットコイン、5%下落は調整の範囲内、でもポジションの急拡大には要注意?」
第69回「まだまだ強いビットコイン、クジラも活発化 ハロウィンで15周年」
第68回「ビットコイン、年初来では2倍超に!ETFに心躍らせる人たち 」
第67回「ビットコイン、誤報にもめげず底堅い あの高級車も買えるようになる?!」
第66回「地政学リスクよりもハッキングリスク、9月や第3四半期は今年最悪」
第65回「急騰の要因は色々あれど、マスク氏も関係?米議会の混乱や債務増もポジティブ材料に」
第64回「ビットコイン、米金利とドルに振り回され再び暗雲も しかし挫けない男は追加でご購入」
第63回「ビットコイン大台回復、大手参戦が追い風に たまには他のコインも要チェック」
第62回「再びFTXで大騒ぎ、ソラナが大幅安 一方ビットコインは底打ち期待も?! 」
第61回「ビットコイン、9月は本当に"fall"なの?今年もアノマリーが気になる」
第60回「ビットコイン、復活!きっかけはGBTC そしていよいよETFも・・・」
第59回「どうしたビットコイン?スペースXのせいなのか さて、どのサインを信じるか」
第58回「ビットコイン、売り買い材料が交錯 あのトランプ氏も心変わり?」
第57回「リップルにつれ安、8月のビットコインは?そして6カ月後までに・・・」
第56回「ビットコイン、400万円台維持 ネガティブニュースも跳ね返す」
第55回「ビットコイン、ゴールドのように羽ばたけるか ただしETFはもう少し先かも?」
第54回「Simple is Best、相場は単純に考える ところでBTCが上がらない理由は?」
第53回「ビットコイン 円高の影響、分かれたヤツは元気」
第52回「ビットコイン、対円にしました!口座開設はもうお済み?」
第51回「現物ETF 承認への期待大! ただし一旦落ち着く必要も・・・」
第50回「ビットコイン、救世主が出現! 現物ETFへの期待高まる」
第49回「BTCの占有率上昇、ただし市場が盛り上がっているわけでは・・・」
第48回「ビットコイン SECの圧力はちょっと違う、底打ち感も?!」
第47回「ビットコイン 5月は失速、でも今年中には大幅上昇?!」
第46回「ビットコイン 動かず、過去2回はその後に大波」
第45回「G7は規制強化 交換業大手はカナダから日本へ」
第44回「ビットコイン 4カ月連騰、手数料高騰が懸念?」
第43回「ビットコイン 冬は終了?欲張り過ぎには要注意」
第42回「イーサリアム 待ち時間は延びる、BTC 10カ月ぶりの高値をつけるも・・・」
第41回「ビットコイン 約10カ月ぶりの高値、信じる者は・・・」
第40回「リップル 3月は元気いっぱい、裁判の終わりが見えた?!」
第39回「当局の圧力にも負けず、BTC買い衰えず」
第38回「ビットコイン 時価総額はメタ超え、強欲な感じも・・・」
第37回「まるでジェットコースター、ビットコイン 代替資産としての位置づけも」
第36回「ビットコイン とんだ雛祭りに、懸念材料は複数残る?」
第35回「ビットコイン 売り持ちファンドに資金流入、投資家の懸念を反映」
第34回「昨年6月以来の高値更新、ビットコインの上昇要因を探る」
第33回「ビットコイン とばっちり食らう、PoWには関係なし?」
第32回「ビットコイン、2月も底堅い クリスマスまでには?!」
第31回「イーサリアム、マージから4カ月半 伸び代あり?!」
第30回「悪いニュースに反応せず、アノマリーもあったとは」
第29回「クジラがショートカバーを誘発?! 最後の一押しは日銀」
第28回「ビットコイン 年始はまずまずのスタート、より身近になった?」
第27回「ボラティリティ低調、でも今年のビットコインは進展!」
第26回「期待は失望に変わり、一喜一憂すべきではないとの助言も・・・」
第25回「厳しい年、規制強化は仕方なし?・・・理想は遠い」
第24回「あれから1カ月、ようやく明るい話も」
第23回「破綻の検証始まるも・・・先はまだ長そう」
第22回「FTX破綻の衝撃拡大、ただ日本法人は年内にも?!」
第21回「FTX/アラメダ破綻、FTT暴落・・・暗号資産は今後?」
第20回「ETHがBTCをアウトパフォーム、市場全体をけん引」
第19回「BTC 今年も10月は良い月に、依然としてボラは注視」
第18回「ビットコイン やっと反発、ボラティリティの底打ち感も?」
第17回「何時でも何処にでも、ウクライナ支援も」
第16回「BTCと米株、相関関係はあるの?」
第15回「BTC、9月アノマリーはどうなった?」
第14回「ビットコイン かなり電気を使い過ぎ?世界で23番目と同等」
第13回「マージ後にETH下落、運の悪さも?完成度はまだ・・・」
第12回「イーサリアム、地球に優しくなるために」
第11回「暗号資産のビッグイベント! The Merge」
第10回「BTCにとって怖い9月、一方でETHは?」
第9回「久しぶりのフラッシュクラッシュ、今さらマウントゴックス?」
第8回「ディフェンスは重要、保管の方法は?」
第7回「時価総額9位がハッキング被害、財布のせい?」
第6回「ビットコイン、まずはエビになってみる?」
第5回「ビットコイン 金融市場の入り口に?」
第4回「ビットコインもFOMCは無視できず」
第3回「ビットコインの魅力~それは自由、黎明期を振り返る」
第2回「ビットコインって魅力的?」
第1回「ビットコイン、えらいことになってます!」

為替情報部 アナリスト

小針 卓哉

1993年に米系銀行へ入行し、外国為替部でインターバンク・スポットディーラーとなる。ドル円のみならず豪ドルやドルマルクなどの通貨も担当し、東京市場を中心に活躍。 ユーロ発足後からは、ユーロドルやユーロクロスなどを担当。その後に移った米系証券や大手邦銀のトレーディング部においても欧州通貨を中心に取引し、収益手法は主に短期的なトレーディングを得意とした。 為替相場以外では、アンガーマネジメント・ファシリテーターとしての一面もある。 2017年にDZHフィナンシャルリサーチ社に入社。

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