株主優待に興味はあっても「いくらから投資すればよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
株主優待を受け取るには、各企業が定める株数(ほとんどは100株)を購入する必要があり、銘柄によって必要な投資金額は大きく異なります。
今回は、株主優待の人気銘柄であるマクドナルド・すかいらーく・イオン・JR東日本の4社について、2026年5月19日の終値をもとに最低投資金額を算出し、直近1年間の株価の値動きもあわせて解説します。
株主優待はいくらから?人気4銘柄の最低投資金額
マクドナルド
すかいらーく
イオン
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
1.マクドナルド
日本マクドナルドホールディングス株式会社傘下の日本マクドナルド株式会社は、ハンバーガーチェーン「マクドナルド」を全国に展開しています。
日本マクドナルドホールディングスの2026年5月19日の終値は8,000円で、100株購入するために必要な最低投資金額は80万円です。
直近1年(52週)の株価は5,770円~8,780円の範囲で推移しており、約57万7,000円~約87万8,000円が必要となる計算です。
終値の8,000円は直近1年の高値に近い水準で推移しており、購入タイミングによって投資金額に20万円以上の差が生じる可能性があります。
株主優待は、毎年6月末日・12月末日現在に100株以上を継続して1年以上保有する株主を対象に、国内マクドナルド店舗で使える食事無料券の冊子が年2回贈呈されます。

出典:日本マクドナルドホールディングス株式会社「株主優待・配当金」
同社の直近5年間の株価の推移もチェックしておきましょう。

2.すかいらーく
株式会社すかいらーくホールディングスは、ガスト・バーミヤン・しゃぶ葉・ジョナサン・夢庵などのファミリーレストランを全国展開する企業です。
2026年5月19日の終値は2,931円で、100株購入するために必要な最低投資金額は29万3,100円です。
直近1年(52週)の株価は2,743.5円~3,764円で推移しており、安値水準では約27万4,000円、高値水準では約37万6,000円が必要となります。
現在の株価は52週の安値圏に近い水準で推移しているため、直近1年の高値と比較するとおよそ8万円程度投資金額を抑えられる水準といえます。
株主優待は、毎年6月末日・12月末日現在に100株以上を保有する株主を対象に、グループ店舗で利用できる食事割引の電子チケットが年2回贈呈されます。

出典:株式会社すかいらーくホールディングス「株主優待制度」

3.イオン
イオン株式会社は、スーパーマーケット、ドラッグストア、金融・サービスなど幅広い事業を展開する国内最大級の総合小売グループです。
2025年9月に1対3の株式分割を実施し、より少ない資金で投資できるようになりました。
2026年5月19日の終値は1,500.5円で、100株購入するために必要な最低投資金額は15万50円です。
直近1年(52週)の株価は1,402円~2,920円の範囲で推移しており、安値水準では約14万200円、高値水準では約29万2,000円です。今回ご紹介する4銘柄の中で最も投資金額が少ない水準ですが、直近1年で株価が大きく下落しており、高値からは約半値程度となっています。
株式分割により最低投資金額が下がり個人投資家も参入しやすくなったため、価格変動の幅が大きくなっている点に注意しましょう。
株主優待は、毎年2月末日・8月末日現在に100株以上を保有する株主を対象に、「イオンオーナーズカード」が贈呈されます。カードを提示してイオン系列店で買い物をすると、保有株式数に応じた比率で半年ごとにキャッシュバックを受けられます。

※キャッシュバック対象の買い物金額の上限は半年で100万円(本人・家族カード合算)。
「お会計時割引」「優待料金」の特典適用となる店舗での利用方法は、各社で異なります。「お会計時割引」はカードを提示することで、お会計時に割引されますが返金対象となるキャッシュバックの特典などはありません。
その他の主な特典は

※他の割引・値引き企画等との併用ができない、一部の商品・店舗では利用できない場合あり
現金、WAON(イオンの電子マネー)、イオンマークのクレジットカードなど指定された支払い方法での支払い時のみ、上記の割引やキャッシュバックなどの特典が適用されます。
イオンには通常の優待に加え、長期保有株主向けのイオンギフトカード贈呈制度があります。毎年2月末日時点で3年以上継続保有かつ1,500株以上を保有する株主が対象です。

※3年以上継続保有とは、2月末および8月末時点の株主名簿に同一株主番号で7回以上連続して記載された株主
出典:イオン株式会社「株主優待制度」

4. 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、主に東北・北陸・関東地方を営業エリアとする国内最大の鉄道会社です。
鉄道事業の他にも、旅行・運輸・ホテル・不動産など幅広い事業を展開しています。
2026年5月19日の終値は3,788円で、100株購入するために必要な最低投資金額は37万8,800円です。
直近1年(52週)の株価は2,845円~4,211円で、安値水準では約28万4,500円、高値水準では約42万1,100円となります。
株主優待は、毎年3月末日現在に100株以上を保有する株主を対象に年1回実施しています。
主な優待は「株主優待割引券(運賃・料金40%割引)」と「株主サービス券」の2種類です。
【株主優待割引券】

2026年6月発行分より株主サービス券の発行対象が300株以上から100株以上に拡充されました。主なサービス内容は以下の通りです。
【株主サービス券の主な内容(2026年6月発行分より)】

出典:東日本旅客鉄道株式会社「株主優待のご案内、株主優待制度(株主サービス券)を拡充します」
JR東日本でも、長期保有株主向けの優待制度を導入しています。
毎年3月末日時点の株主名簿に記録された100株以上保有かつ100株以上を継続して2年以上保有している株主を対象に、通常の「株主優待割引券」に加えて1枚が追加発行されます。

出典:東日本旅客鉄道株式会社「長期保有株主さま向け優待制度について」

※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
本記事で紹介した株主優待の内容は、執筆時点での情報です。優待内容は企業の業績や方針により変更・廃止される可能性がありますので、投資の際は必ず各企業の公式ホームページで最新情報をご確認ください。
まとめ
今回ご紹介した4銘柄のなかで最も投資しやすい水準はイオンで、100株あたり約15万円から優待を受け取れます。一方マクドナルドは約80万円と、比較的まとまった資金が必要ですが全国の店舗で使いやすい食事無料券として人気があります。
株価は日々変動しますので、購入タイミングによって必要な投資金額も変わります。
優待内容だけでなく、企業の業績や将来性、配当利回りなども考慮した上で、ご自身の投資スタイルやリスク許容度にあわせて総合的に判断しましょう。





